京都の文化
知られざる常識

関西弁(京都弁〜ガイ語)
一般会話編2

 行きし
行きしなの略。行きしなは、行く時・行きがけの意味があります。これも例を示すとわかりやすいでしょう。
「行きしは新幹線で、帰りしは飛行機で帰るねん」、「寝しなに本読むんや」寝しなも寝るときの意。
行きしっていう言い方、なんとなくやわらかくて好きです。僕は好んで使っています。
「帰る時に、お土産忘れないで下さいね」よりも「帰りし、お土産忘れんといて下さいね」のほうが良くないですかね?


 うち
今や全国区の単語となってしまいましたが、立派な関西の方言です。
うちが家を意味するのは、全国共通ですが、関西では自分を指します。
「うち、ひとりっこやねんかぁ」「うちらは、賛成やで」、女言葉に聞こえるのは仕方ありません。

 

これは、方言ではなくガイ語もしくは地域語です。悪い意味で目立っていて、普段から異様にテンションの高い女性。
場をわきまえておらず、自分勝手な人につけられる皮肉な称号。
姫は、わがままで他に敵がいないという印象に由来しています。古くは、遊女・娼妓という意味もあったそうな。
大抵の場合、百人に一人の珍材であることが多いです。
「姫、またなんか騒いどるで」決まって、男性しか使いません。

 
おいない
きれいな京都弁です。おいでなさいの略と思われます。
年輩方が良く使用する言葉で、標準語で言うと来て・来たらいいのにという感じです。
「帰りに家へおいない」「おばあちゃんが、おいないって言うてはったよ」
ひょっとすると、死語になる危険性をはらんでいるかもしれません。いかんせん、応用が利きませんからね。

 おばんざい
街場でよく見かける京都弁の単語。いわゆる、夕食のおかず・お惣菜を意味しています。
ですが、小さい頃は何のことか分からず、おせち料理のようなものなんかなぁと思っていました。
「ちょっと錦行って、おばんざいこうてくるわ」、「おばんざいコーナー」という表記もあります。


 ほかす
日本一有名な関東にはない、関西弁じゃないでしょうか。放下するからきています。
意味は、すてるとか放置するとか。「これゴミ箱に、ほかしといて」
これには、中学校ぐらいの教科書に載ってた有名な話がありますよね。
要らなくなったスプーンをほかしといてと言ったところ、疑いながらも引き出しに保管しておいたそうな。


 あがる

出た!京言葉だ。僕もなぜこのように言うのか、理解に苦しみました。
京都は北大路にボールを置いたら、京都駅まで転がっていくといわれるように、北に行くほど高度が上がっていくのです。
つまり、あがるとは北に行くことを指します。一筋あがるといえば、もう一本北の道に行くのです。

 
あんじょう
庶民の関西弁。うまく、上手に、具合よくの意味があります。
やはり、年輩の方しか使わないような気がします。
「あんじょういったら、ええのにねぇ」僕らは、「うまいこといったら、ええのになぁ」って使うかな


 えらい

強調表現の関西弁。立派なを意味する「偉い」とは違います。大変とかすごくとかに近いでしょう。
類似語として、ごっつ・おもっくそ・ばんばん・ばりばり・むちゃくちゃなどがあります。
「えらいことになってもーたで、どないしょう」、ひどい状態を表しています。


 さら
「さらのさら」って何のことか分かりますか?新しいお皿の事を指しているのです。
まっさらの短縮形でさら。


 あんさん

あなたという意味。若い人が言うと少々違和感を覚えますが、全く聞かない表現ではありません。


 おばんです
よくきかれる京都弁。容易に想像はつきますが、こんばんわという事です。

 どない


 せいぜい

 こそばい

 ごもく

 さいなら

 おおきに

 べっぴんさん

 検討しときます

 つれ

 せこい


 うっとこ

 こける

 けったいな

 ねぶる

 ばり

 いてまえ

 まったり

 はん

 いたむ
 
 なんぎ

 おこた

 足が早い

 どべ

 はみご

 ぬくい

 ぺけ

 はん

 よそう

 いらう

 おざぶ

 げん

 かんにん

 Sケン

 泥巡


誰がどう見ても作りかけですが、早急に完成させます。まぁ、気長に待っていてくださいね。全部の意味を僕なりに説明するつもりです。